「樋口一葉」三 長谷川時雨 作(3)
一葉をとりまく、明治文壇の若き作家達。その一人は、馬場胡蝶、そして平田禿木、川上眉山胡蝶子は秋の月、眉山子は春の花とたとえた、一葉さん。好みな、男性に囲まれて、幸せな、ひととき。 夢見る乙女心。挿入音楽 FANTASY MUSIC H/MIX
View Article「樋口一葉」三 長谷川時雨 作(4)
優なるは上田君ぞかし。上田敏という方は、詩人、翻訳者ということです。『海潮音』という、詩集があるようで･･･これは、素敵ですね堀内敬三も好きですけれど、この方もいいですねえ。七語調の詩は曲をつけて歌いたくなるような、いい作品ばかり･･･作曲しちゃいましょうかその他、たくさんの作家の名前が出てますね。一葉さん、モテモテじゃないですか･･･ねえやっぱり、一葉さんって、魅力的な女性だったんでしょうね。挿入...
View Article「樋口一葉」四 長谷川時雨 作(1)
なかなか･･･本当に好きな人は、振り向いてくれない･･･かなしい世の常でしょうか一葉の恋は、片恋であったのかいえ、けして片恋では無かったと、わたしはおもいます。でも、一葉･･･夏子の君は、恋を成就させることができませんでした。それは、なぜだったのでしょう挿入音楽 FANTASY MUSIC H/MIX
View Article「樋口一葉」四 長谷川時雨 作(2)
とうとう、一葉は自から桃水に別れを告げてしまった愛するなら、他人がなにを言おうとも、その愛を、つらぬくがいい。しかし、そうでないなら、きっぱりと交際を絶つがいい･･･という、恩師歌子の言葉は一葉に、どのように受け取られたのであろう。友だちとも兄とも思い、慕う心は、恋のなれ初めであることを一葉は､いまだ知らずか･･･挿入音楽 FANTASY MUSIC H/MIX
View Article「樋口一葉」四 長谷川時雨 作(3)
あえなくなって、はじめてわかる・・恋し、恋しあんなこともあった、こんなこともと、懐かしく思い出される、あの人。でも、でも、あなたがいけないあなたが、ないことまでも、言いふらすから・・ああ、あの雪の日を、わたしはわすれないわたしは書く、この思いを。挿入音楽 FANTASY MUSIC H/MIX
View Article「樋口一葉」四 長谷川時雨 作(4)
恋は･･･何を見ても聞いても、ふと、あの人が思い出され口にはださず、心のうちにあなたを思う思い思われ、愛し愛される、これを恋の成就というあなたの心が、わからない、信じられない愛しても、愛してくれぬあなた、わたしを忘れたあなたを恨むあえなくてもいい、ただわたしが思うほどに、あなたもわたしを思ってくれるなら夢ならば、この恋の夢さめぬままに、今この幸せの中で死にたいすべて、浅きことと、一葉は言うでは、その...
View Article「樋口一葉」四 長谷川時雨 作(最終回)
長谷川時雨 作「樋口一葉」今日で最終回です。七月後半から、八月前半にかけて、仕事がピークになったので、だいぶペースダウンしてしまいました。とくに、先週は全然更新できなくて、ごめんなさい。また、気持ちを新たにがんばります。次回、またこの作品の感想など、お話したいと思います。コメントなども、よろしかったら、お寄せくださいませ。挿入音楽 FANTASY MUSIC H/MIX 主題曲 さすらいの唄...
View Article長谷川時雨「樋口一葉」の感想
「樋口一葉」の感想(再録)今回は、ちょっと渋めにまとめてみました。長くなったので、後半 「一葉の恋愛」は、次の回にお送りします。なにげに・・カチューシャの唄・・あまり音がよくなかったので、やり直しました。すみません
View Article感想トーク 一葉の恋
いくつになっても、ひとは恋をしたいもの・・恋は、心の糧ですね。でも、この世には、かなしい心を苦しめる恋も・・たくさんあるもののようで・・一葉さんの恋も、悲しいものでしたでも、しかたがないのですそれが一葉の好みだったのだから
View Article感想トーク 今後読みたい作品
長谷川時雨 作「樋口一葉」は一葉の評伝であるとともに、一葉の作品のダイジェスト版でもありますね。また、一葉と親交のあった当時の文壇の作家たちの名前もたくさん挙げられて、読んでみたい作品は、枚挙にいとまないというところですが、さて次回は何を読みましょう。それは、トークを聞いてからのお楽しみに。
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